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デジタルの中のアナログ

作成年月日
2005年07月09日 03:03

久しぶりにhtmlを打ってみた。operaとIEで表示が変わったり、<a>はhrefとnameのどっちに#をつけるかを思い出せなかったり、正規表現をきれいさっぱり忘れていてテキストエディタの置き換えで難儀したり、cssのa:hoverの書き方を忘れていたり。

htmlチェックをパスするのに(元のテキストが多いとはいえ)半日もかかってしまうくらいに、年を取ってから大急ぎで詰め込んだ知識は、使わないとこれまた大急ぎで抜けていってしまう。けれどもやはりこの作業は楽しいな。ブラウザのいかれた仕様に悪態ついたりしながらも、打ち込んだ文字列が相互に機能する様を見るのは快感だ。

内容こそが大事で、その過程を問う事に意味はないと思うのだが、「芸能の快楽」でも触れたように、過程を楽しみたい人間はいるのだ。

紙の種類や色を選んだり、フォントの級数に悩んだりして作った本が愛しいように、手打ちで作ったページは愛着もひとしおだ。