というものがあるそうな。それで「アニメーター部門」というのが新設される事になったらしい。どうも公式サイトの記述が要領を得なかったり、年齢制限があるようだったりと正確な所ははっきりしないのだが、よく分からない物、評価しづらいスキルを客観的、定量的に評価しようという試みは、この大会に限らずどんどんやって欲しいと思う。
「どっちのアニメーターが上か？」という問いに答えるのは難しいが「今回の課題においてどっちのアニメーターが上だったか」という問いに答えるのはそんなに大変ではないし、「このアニメーターはある一定の水準をクリアしているか」という問いになら、もっと簡単に答えられるだろう。
第三者による公的な評価が得られたからといって、それが即、収入のアップや雇用の保険になるわけではないだろうが、インダストリアルな社会が今まで「いやぁ、こういうのよく分かんないからねぇ」と敬遠していた分野に対する保証をそろそろ真剣に検討してもいい時期だ。
国の成長産業として旗振って応援するのであれば、いつまでも投資家に対して「なんだかよくわからないけど高度な技術で成立している」という様な説明をする訳にはいかないだろう。