unlimited blue text archive

リンク切れの嵐

作成年月日
2008年12月29日 15:19

あっと言う間に年の瀬を迎え、今年も残すところ後2日である。今年このサイトの更新回数はここまで僅か12回というのだから怠慢にも程があるが、その埋め合わせと言ってはなんだがサイト内のリンク切れチェックを行ってみた。要はサイトの大掃除である。

チェックに利用したのはWebsite Explorerというフリーソフト。サイト内のリンクを辿って、リンク切れを起こしている箇所を報告してくれるソフトである。このソフトでこの「unlimited blue text archive」をチェックしてみると、出るわ出るわ、何たるリンク切れの嵐。ブラウザで応答しない事を確認して該当箇所のhtmlソースを修正する作業を延々繰り返す事になった。リンク先サイトのリニューアルに伴ってアドレスが変わってしまっていた場合は新しいアドレスに書き変えておいたが、html文書そのものが無くなっている所も多かった。特に新聞社の記事へのリンクは壊滅的である。

毎日膨大な情報をアップし続けて行けばあっと言う間にサーバーがパンクしてしまうという事は想像に難くないのだが、それにしてもほんの2,3ヶ月前の記事すら削除されているのは一体どういう訳なのだ。「情報を発信する」という意識で紙媒体や電波事業と同じ感覚でやっているのだろうが、インターネットでそういう一方通行の拡声器みたいな使い方をされては正直困るのだ。文書と文書を関連付けてこそのハイパーリンクだと、一体何度このサイトで書けばいいのやら。新聞社の記事にリンクを貼る時は全文引用しておかないと後々困るのだが、勝手に記事を削除する癖に引用するなとか、でも個別記事へのリンクはお断りしますとか、もうどうしろって言うんだみたいな有様である。

大きな広場に各々が勝手に集まって好き勝手に歌ったり躍ったり絵を売ったりしている。通行人が好きな所に行ってそれを楽しむ。パフォーマーはやめたくなったらすぐにやめて家に帰ってもいい。そういうイメージで捉えているのがありありと伝わってくるのだが、そうじゃないだろう。大きな広場に各々が勝手に集まって積み木を置いていく。誰かの置いた積み木の上にまた誰かが積み木を置く。積み木はお城や汽車になり、それを見た別の誰かが、その隣に白い馬や駅舎を作る。日々形を変え、拡張していくそのモニュメントを通行人が見ている。それがインターネットである。もう帰るからといって、下の方の積み木を引っこ抜いて持って行かれてしまっては困るのだ。嫌なら新聞だけ売ってりゃいいじゃん。

まぁ、そんな訳でリンク切れの修正に随分手間を取らされてしまった。もう新聞社のサイトのページにリンクを貼るのはやめてしまおうかと考えてしまった位である。

話がちょっと逸れてしまったが、要するに、余程の事情が無い限りはアップした記事は消さないでおこう、という話である。